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eyes to me~ 私を見て
第16章 愛を囁く騎士、揺れる歌姫

「殴らないの?」
翔大は、頬に手を添えて切なく見つめてきた。
美名は拳を振り上げるが、何故か殴れない。
――大好きだったしょう君の顔。
間近で見ているとそのまま昔にタイムスリップしてしまいそうだ。
「さっきより危険な状況だよ?分かってる?」
躊躇いがちに、指が頬をなぞり首筋に触れた。
「んっ」
美名が思わず声を漏らすと、翔大の瞳が大きく開かれ、ギラリと輝いた。
怖くなって腕を振りほどこうとしたが強く抱き締められて動けない。
「し……しょう君っ」
「ゴメン……何もしないって言ったのに」
謝りながら、その手は美名を離さない。
「止めて……本当に止めて」
「無理だよ……離したくない」
翔大の唇が首筋に触れると身体が小さく震えた。
翔大は、頬に手を添えて切なく見つめてきた。
美名は拳を振り上げるが、何故か殴れない。
――大好きだったしょう君の顔。
間近で見ているとそのまま昔にタイムスリップしてしまいそうだ。
「さっきより危険な状況だよ?分かってる?」
躊躇いがちに、指が頬をなぞり首筋に触れた。
「んっ」
美名が思わず声を漏らすと、翔大の瞳が大きく開かれ、ギラリと輝いた。
怖くなって腕を振りほどこうとしたが強く抱き締められて動けない。
「し……しょう君っ」
「ゴメン……何もしないって言ったのに」
謝りながら、その手は美名を離さない。
「止めて……本当に止めて」
「無理だよ……離したくない」
翔大の唇が首筋に触れると身体が小さく震えた。

