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eyes to me~ 私を見て
第17章 騎士が獣に変わる夜

恐る恐る部屋へ足を踏み入れると、翔大はソファに腰かけたまま眠っていた。
ホッとして、そっとタオルケットを掛けてやる。
長い睫毛に整った鼻。
優しい輪郭。
ステージの時には野獣みたいに豹変する翔大に、十八の頃は夢中だった。
今でも、ギターを弾く姿や眼差し、歌声に惹かれてしまう……
美名は、眠る翔大のソファに寄りかかり、ぼんやりドラマを見ていた。
眠気がまた襲ってきて、内容がさっぱり頭に入って来ない。
長いCMに切り替わった瞬間、美名も眠りに沈んだ。
――どの位眠っていただろうか。
ふと、唇にくすぐったい感覚が走る。
柔らかく、しなやかな感触。
そのくすぐったさは唇から首筋に移動する。
耐えられなくて身を捩ると力強い何かに捕らわれる。
身体の自由がきかない…
ホッとして、そっとタオルケットを掛けてやる。
長い睫毛に整った鼻。
優しい輪郭。
ステージの時には野獣みたいに豹変する翔大に、十八の頃は夢中だった。
今でも、ギターを弾く姿や眼差し、歌声に惹かれてしまう……
美名は、眠る翔大のソファに寄りかかり、ぼんやりドラマを見ていた。
眠気がまた襲ってきて、内容がさっぱり頭に入って来ない。
長いCMに切り替わった瞬間、美名も眠りに沈んだ。
――どの位眠っていただろうか。
ふと、唇にくすぐったい感覚が走る。
柔らかく、しなやかな感触。
そのくすぐったさは唇から首筋に移動する。
耐えられなくて身を捩ると力強い何かに捕らわれる。
身体の自由がきかない…

