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eyes to me~ 私を見て
第18章 歌姫を愛でる獣、喘ぐ歌姫
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一時間後、三人は綾波のマンションのリビングに居た。
美名は、順序立てて桃子に綾波との出会いから(初対面で連れ込まれて……のくだりは省いたけれど)
デビューの事までを話したが、桃子が頑として信用しなかった。
「こんなに格好良くて鋭い男の人が、よりによってクレッシェンドのマネージャーだとか出来すぎてる!
お姉ちゃんが人のいいのにつけこんで弄んで飽きたらポイ!のつもりなんじゃないの?」
「出来すぎも何も事実だからな。それに、実は弄ばれるのは意外に俺の方かも知れんぞ」
綾波の言葉に美名はギョッとする。
「な、何を言ってるんですか――!
どう考えても綾波さんの方が『弄びキャラ』でしょ――?」
綾波は美名をギロリと見た。
「さあ、どうだかな。お前は自分の事を良く分かってないからな。自覚無く周囲に波紋を呼び寄せるタイプだぞ」
「な、何の事です?意味分かんない」
一時間後、三人は綾波のマンションのリビングに居た。
美名は、順序立てて桃子に綾波との出会いから(初対面で連れ込まれて……のくだりは省いたけれど)
デビューの事までを話したが、桃子が頑として信用しなかった。
「こんなに格好良くて鋭い男の人が、よりによってクレッシェンドのマネージャーだとか出来すぎてる!
お姉ちゃんが人のいいのにつけこんで弄んで飽きたらポイ!のつもりなんじゃないの?」
「出来すぎも何も事実だからな。それに、実は弄ばれるのは意外に俺の方かも知れんぞ」
綾波の言葉に美名はギョッとする。
「な、何を言ってるんですか――!
どう考えても綾波さんの方が『弄びキャラ』でしょ――?」
綾波は美名をギロリと見た。
「さあ、どうだかな。お前は自分の事を良く分かってないからな。自覚無く周囲に波紋を呼び寄せるタイプだぞ」
「な、何の事です?意味分かんない」