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eyes to me~ 私を見て
第20章 junkな三人の王子
「化粧品と……着替えと……あと忘れ物は……あっ!手鏡持っていかなくちゃ!」
バッグに荷物を詰めていた美名はバスルームに向かおうとした。
すると、それまでじっと見つめていた綾波に不意に腕を掴まれ引き寄せられた。
きゅうっと力を込めて抱き締められ、息が苦しくなる。
「あ、綾波さん……あっ」
熱い息が耳にかかって、胸が甘く疼いてしまう。
「……志村さん、今すぐ血管がぶちって切れてくんねえかな……」
唐突な意味のわからない呟きに、美名の頭の中に疑問符が沢山浮かぶ。
深い溜め息を吐いて綾波は続けた。
「そのまま入院して……記憶喪失にでもなりゃいいかもな……全く……」
「な、何故?」
綾波は、美名の腕を掴んだまま身体を離して苦笑した。
「そうなりゃ、あいつらとの合宿も、デビューもおじゃんになるだろうが」
「えっ……」
バッグに荷物を詰めていた美名はバスルームに向かおうとした。
すると、それまでじっと見つめていた綾波に不意に腕を掴まれ引き寄せられた。
きゅうっと力を込めて抱き締められ、息が苦しくなる。
「あ、綾波さん……あっ」
熱い息が耳にかかって、胸が甘く疼いてしまう。
「……志村さん、今すぐ血管がぶちって切れてくんねえかな……」
唐突な意味のわからない呟きに、美名の頭の中に疑問符が沢山浮かぶ。
深い溜め息を吐いて綾波は続けた。
「そのまま入院して……記憶喪失にでもなりゃいいかもな……全く……」
「な、何故?」
綾波は、美名の腕を掴んだまま身体を離して苦笑した。
「そうなりゃ、あいつらとの合宿も、デビューもおじゃんになるだろうが」
「えっ……」