この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
eyes to me~ 私を見て
第22章 百万本の花を、歌姫に

**

「どうしよう……何処に落としたのかな」

 美名がお風呂に行った時、イヤリングが片方しか無い事に気づいた。
 桃子が寝た後、懐中電灯で別荘の中を探していた。
 キッチンもお風呂場も、スタジオも見たが、見当たらなくて、スタジオの床に座り込んで途方に暮れる。

(綾波さんがくれた物なのに、どうしよう……)

 不意に涙が溢れた時、ドアが開けられた。
 懐中電灯を胸に抱いて振り返ると、真理が悲鳴を上げた。
 この持ち方はまずかったらしい。

「な、ななな……ガサゴソ音がすると思ったら何してんだよ!驚かすなよな!」
「ごめんね……」
「お前、何泣いてんのさ?」

 美名が涙を拭うと、真理はふんと笑った。

「男と離れて寂しくてベソかいてたのか」
「ち、違うよ……大事な物を探してて」




/1955ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ