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eyes to me~ 私を見て
第22章 百万本の花を、歌姫に
 真理が中へ入って来た。

「で?何を無くしたのさ」

 思わぬ優しい口調に、涙がまたブワッと溢れてしまい、美名がしゃくり上げる。
 真理は狼狽え、キョロキョロする。

「い、イヤリングが……っ……
 綾波さん……がくれた……のに……ひっ」
「ああ~やっぱり男の事じゃねーかよ」

 真理は呆れた声を出した。

「だって……っ」

 まだ泣き止まない美名の頭を真理の大きな手が包んだ。

「わかったから。
 もう今夜は探すのは止めろ。
 暗いし、中で何かにつまづいて怪我したらどーすんだよ」
「うっ……で、でも」
「あ~!もう泣くな!調子狂うんだよ……
 明日また一緒に探してやるから!今日はもう寝ろ!わかったか!」

 最後の方はもう半分怒った様な言い方だったが、美名は泣きながら頷く。
 真理は大きな溜め息を吐いて、美名の手を掴んで部屋まで連れて行った。



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