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eyes to me~ 私を見て
第23章 恋情にのたうつ獣

暗いリビングのソファで寝ていた三広が、欠伸して目を開いた。
側では亮介が鼾をかいて爆睡している。
「綾ちゃん……まだ起きてたの?」
綾波はパソコンを開け、三広を手招きした。
目を擦りながら三広が隣に来て画面を見る。
志村から送られてきた動画を再生すると、三広が隣で息を呑むのがわかった。
綾波は冷蔵庫から出したビールを三広に差し出す。
三広は受取り口に含み溜め息を吐いた。
「なんだよこれ……すっげ良いじゃん!」
「いいだろう?これは来るぞ」
三広はミュージシャンの顔になって画面を食い入る様に見る。
時折唇を噛み締めたりしながら。
「メンバー、上手いなあ……このドラム、何者さ?……ベースもすげえな……ボーカルも尖っててカッコいい……
あ――!こうしちゃいられない!負けてらんないよ!練習――」
綾波は、いきり立つ三広の頭をポンとはたいた。
「夜中に騒ぐな。闘志をみなぎらせるのは結構な事だがな」
側では亮介が鼾をかいて爆睡している。
「綾ちゃん……まだ起きてたの?」
綾波はパソコンを開け、三広を手招きした。
目を擦りながら三広が隣に来て画面を見る。
志村から送られてきた動画を再生すると、三広が隣で息を呑むのがわかった。
綾波は冷蔵庫から出したビールを三広に差し出す。
三広は受取り口に含み溜め息を吐いた。
「なんだよこれ……すっげ良いじゃん!」
「いいだろう?これは来るぞ」
三広はミュージシャンの顔になって画面を食い入る様に見る。
時折唇を噛み締めたりしながら。
「メンバー、上手いなあ……このドラム、何者さ?……ベースもすげえな……ボーカルも尖っててカッコいい……
あ――!こうしちゃいられない!負けてらんないよ!練習――」
綾波は、いきり立つ三広の頭をポンとはたいた。
「夜中に騒ぐな。闘志をみなぎらせるのは結構な事だがな」

