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eyes to me~ 私を見て
第23章 恋情にのたうつ獣
「綾波さん……ごめんなさい……帰ります」
ほなみは、ぎこちなく笑うとバッグを持ってドアを開けたがまた振り返る。
「クロワッサン……食べて下さいね?」
いつもの捉え処のない笑顔を残し、ほなみは部屋を出ていった。
甘く淫らになりかけたほなみの姿を見てしまった綾波は、堪らずバスローブを脱ぎ捨て猛った獣を握り締めた。
半ば自暴自棄になりながら、激しく手を上下させる。
「う……くっ……!」
堪らない快感が身体中を駆け巡る。
ーー俺は、一体何をしようとしたんだ?
祐樹からの電話が鳴らなかったら、俺は止まれたのか?
あのままもし、欲望のままにほなみを抱いていたら――
考えただけでゾッとした。
理性と反比例するように、手の中で獣は大きく膨らみ、快感にうち震えている。
頭の中で、ほなみと美名を交互に犯す映像が次から次へと浮かんだ。
「くっ……俺は……最低だ……」
低く呻いた瞬間、獣は欲望を噴き出した。
ほなみは、ぎこちなく笑うとバッグを持ってドアを開けたがまた振り返る。
「クロワッサン……食べて下さいね?」
いつもの捉え処のない笑顔を残し、ほなみは部屋を出ていった。
甘く淫らになりかけたほなみの姿を見てしまった綾波は、堪らずバスローブを脱ぎ捨て猛った獣を握り締めた。
半ば自暴自棄になりながら、激しく手を上下させる。
「う……くっ……!」
堪らない快感が身体中を駆け巡る。
ーー俺は、一体何をしようとしたんだ?
祐樹からの電話が鳴らなかったら、俺は止まれたのか?
あのままもし、欲望のままにほなみを抱いていたら――
考えただけでゾッとした。
理性と反比例するように、手の中で獣は大きく膨らみ、快感にうち震えている。
頭の中で、ほなみと美名を交互に犯す映像が次から次へと浮かんだ。
「くっ……俺は……最低だ……」
低く呻いた瞬間、獣は欲望を噴き出した。