この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
eyes to me~ 私を見て
第24章 それぞれの恋の焔
美名と翔大が別荘に戻ったのは6時少し前。
まだ皆は起きてきて居ない様だ。
美名は何となくホッとしていた。
翔大が彼女の髪にそっと触れ、満足そうに眺めている。
「綺麗だよ……美名」
バスの窓に映る自分は、髪に黄色い可憐な花が飾られている。
「……あ、ありがとう」
「いや……一緒に来てくれて、俺こそありがとう」
何とも言えない間が流れる。
美名は、それを断ち切る様に背を向け別荘に向かって歩き出そうとした。
不意に後ろから腕をグイと掴まれる。
振り返ると、熱い瞳が美名を見つめてくる。
「……」
「……」
二人は暫し、無言でお互いを見た。
「ぶあ――っ!よく寝た――!静かだから爆睡した――!
あ――っ禁煙生活の成果か身体が軽いぜ!」
別荘の一階の窓がガラリと開き、真理が大声で叫んだ。
美名は慌てて翔大から離れる。
真理が目を細めてこちらを睨む様に見た。
一旦部屋の中へ引っ込むと、今度は眼鏡をしてひょっこり出てきた。
まだ皆は起きてきて居ない様だ。
美名は何となくホッとしていた。
翔大が彼女の髪にそっと触れ、満足そうに眺めている。
「綺麗だよ……美名」
バスの窓に映る自分は、髪に黄色い可憐な花が飾られている。
「……あ、ありがとう」
「いや……一緒に来てくれて、俺こそありがとう」
何とも言えない間が流れる。
美名は、それを断ち切る様に背を向け別荘に向かって歩き出そうとした。
不意に後ろから腕をグイと掴まれる。
振り返ると、熱い瞳が美名を見つめてくる。
「……」
「……」
二人は暫し、無言でお互いを見た。
「ぶあ――っ!よく寝た――!静かだから爆睡した――!
あ――っ禁煙生活の成果か身体が軽いぜ!」
別荘の一階の窓がガラリと開き、真理が大声で叫んだ。
美名は慌てて翔大から離れる。
真理が目を細めてこちらを睨む様に見た。
一旦部屋の中へ引っ込むと、今度は眼鏡をしてひょっこり出てきた。