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eyes to me~ 私を見て
第24章 それぞれの恋の焔
「う……う、うん」

(よく考えたらあの時、皆の前で抱き付いたりキスしたり、とんでもない事をしていた……)

 美名は今頃恥ずかしくなって、顔を上げられない。

「おいおい……今更かよ」

 真理が呆れている。

「だって……真理君にも見られた……」
「あほか。後からそんなに恥ずかしくなるなら最初からやるなっつーの」

 美名が顔を上げると、真理まで赤くなっている。

「な、何赤くなってるの?」
「んっ?……バッ!赤くなってねーよ!
 そ、そうだ!日に焼けたんだよ!日焼けだ!やっぱり男は黒くねーとな!ハハハ!」
「真理君、その位で丁度良くない?」

 美名は、つい彼のパジャマの胸元を掴み、しげしげと眺めてしまった。
 浅黒くて太い首に一瞬見とれる。

(口は悪いけどスタイルいいし、モテるんだろうな……)

 等と考えていたら、真理は奇妙な叫び声を上げて美名から逃げるように離れた。




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