この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
eyes to me~ 私を見て
第25章 square&triangle
「えっと、桃子ちゃんはこの根本、て男を好きなんだよね?」
「す、すきぃ――!?」
甲高い叫びが夜の静かな別荘に響き渡る。
由清は桃子の口を塞いだ。
「んが、んんんむ」
「し、静かに!誰か来る」
自分でそう言っておきながら、ん?と思った。
俺と桃子ちゃんは明日のイベントの準備をしているだけで、誰かがここに来ても困る事も疚しい事もない。
でも、誰にも今此処に踏み込んで欲しくない。
そう思っている。
何故?
「あ、あんしょに、わがっだがらばなしで……ぐるびい」
「あっ!ごめん」
由清が手を離すと、桃子はぷはーと息を吸い込んで、瓶底の眼鏡を外した。
「なんか、曇っちゃった~アンソニー、そこのティッシュ取って?」
眼鏡をかけていない桃子が由清を真っ直ぐに見る。
「――!」
由清は息を呑んだ。
「す、すきぃ――!?」
甲高い叫びが夜の静かな別荘に響き渡る。
由清は桃子の口を塞いだ。
「んが、んんんむ」
「し、静かに!誰か来る」
自分でそう言っておきながら、ん?と思った。
俺と桃子ちゃんは明日のイベントの準備をしているだけで、誰かがここに来ても困る事も疚しい事もない。
でも、誰にも今此処に踏み込んで欲しくない。
そう思っている。
何故?
「あ、あんしょに、わがっだがらばなしで……ぐるびい」
「あっ!ごめん」
由清が手を離すと、桃子はぷはーと息を吸い込んで、瓶底の眼鏡を外した。
「なんか、曇っちゃった~アンソニー、そこのティッシュ取って?」
眼鏡をかけていない桃子が由清を真っ直ぐに見る。
「――!」
由清は息を呑んだ。