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eyes to me~ 私を見て
第25章 square&triangle
「う――――」
三広は画面を睨みまだ唸っていた。
綾波は、俯せの三広に覆い被さり耳に囁いた。
「なんだ?何かまた悩みか?……寂しいなら可愛がってやるぞ」
「ちょっ!じ、冗談に聞こえないよ綾ちゃん!」
三広は慌てて手足をバタバタさせた。
綾波はその頭を小突く。
「だったらそんな情けない顔をしてるんじゃない。どうせ桃子の事だろう?
好きなら好きとハッキリ言ってしまえ!」
「…………そうだけどさ」
「なんだ」
「合宿に行く前に、メールでそういう雰囲気に持っていこうとしたら、返事が来ないんだ」
「メールで初めての告白をしようとしたのか?
そりゃまた難易度の高い技を……」
「だ、だって面と向かって言える自信がないよ」
三広は口を尖らせたが、何かを思い出したらしく頬を赤らめた。
三広は画面を睨みまだ唸っていた。
綾波は、俯せの三広に覆い被さり耳に囁いた。
「なんだ?何かまた悩みか?……寂しいなら可愛がってやるぞ」
「ちょっ!じ、冗談に聞こえないよ綾ちゃん!」
三広は慌てて手足をバタバタさせた。
綾波はその頭を小突く。
「だったらそんな情けない顔をしてるんじゃない。どうせ桃子の事だろう?
好きなら好きとハッキリ言ってしまえ!」
「…………そうだけどさ」
「なんだ」
「合宿に行く前に、メールでそういう雰囲気に持っていこうとしたら、返事が来ないんだ」
「メールで初めての告白をしようとしたのか?
そりゃまた難易度の高い技を……」
「だ、だって面と向かって言える自信がないよ」
三広は口を尖らせたが、何かを思い出したらしく頬を赤らめた。