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eyes to me~ 私を見て
第25章 square&triangle
「桃子ちゃんて……すっごく顔がちっちゃいんだよね」

 何故か三広はベッドに行儀良く正座している。
 綾波はウイスキーを煽った。

「ほうほう、それで?」
「手とかも、紅葉みたいに小さくて、可愛いんだよ!」

 ウイスキーが空になり、棚からブランデーを出し小さなグラスに注ぎ三広に渡すと、彼は一気に飲んでしまった。
 そしてまた寄越せと手を出してきたのでもう一杯注ぐとそれも一気飲みだ。

(勧めたのは俺だが……大丈夫か?)
 
 三広は早くも目がすわっている。

「そんな、そんな桃子ちゃんを見ながら、告白だとか……
 俺、正気でいられる自信がない――!ワアアア」

 三広は綾波の腕にしがみついて泣き始めた。

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