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eyes to me~ 私を見て
第26章 Rock Me
欲情にかられ、ほなみを手込めにしようとした事については激しく後悔していた。
ほなみは、あれから大丈夫だったろうか。
不安定になっていないだろうか。
祐樹が、何も知らない風でパーソナリティと軽妙なトークをしファンに愛想を振り撒いている。
綾波は、ほなみが落として行ったアンクレットを握り締めた。
――今のままではいけない。
心を決めなければ、ほなみも美名も不幸にしてしまう。
綾波は、目を閉じて深呼吸した。
(……よし。決めたぞ……)
『では、最後にクレッシェンドの"恋をさらって"を聴きながらお別れしたいと思います!
改めて西本さん、根本さん、ありがとうございました!』
『ありがとうございました!』
『皆、ありがとう~!』
♪君は恋(旋律)を奏でた
君は恋(旋律)を撒いた……
軽やかなメロディーが流れる中、祐樹と三広はパーソナリティの松宮と談笑しながらスタジオから出てきた。
ほなみは、あれから大丈夫だったろうか。
不安定になっていないだろうか。
祐樹が、何も知らない風でパーソナリティと軽妙なトークをしファンに愛想を振り撒いている。
綾波は、ほなみが落として行ったアンクレットを握り締めた。
――今のままではいけない。
心を決めなければ、ほなみも美名も不幸にしてしまう。
綾波は、目を閉じて深呼吸した。
(……よし。決めたぞ……)
『では、最後にクレッシェンドの"恋をさらって"を聴きながらお別れしたいと思います!
改めて西本さん、根本さん、ありがとうございました!』
『ありがとうございました!』
『皆、ありがとう~!』
♪君は恋(旋律)を奏でた
君は恋(旋律)を撒いた……
軽やかなメロディーが流れる中、祐樹と三広はパーソナリティの松宮と談笑しながらスタジオから出てきた。