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eyes to me~ 私を見て
第28章 獣の求愛
警察の事情聴取を受けた翔大はその日の夜中帰されたが、綾波が釈放されたのは翌日だった。
三広が「Dream adventure」のスポンサーの岸智也に連絡すると、綾波の保釈金を払って他にも色々と手を回してくれたらしい。
美名と志村が迎えに行った時、岸智也は綾波と一緒に居た。
丁度、署長と話をしているところだった。
智也は美名を見ると、少し神経質そうな眉を僅かに上げたが、直ぐ様紳士な笑みを浮かべて挨拶してきた。
とてもハンサムな彼に、美名は緊張してしまう。
「初めまして。岸コーポレーション社長の岸智也です。今回は大変でしたね……志村さんにもご迷惑をかけまして」
「イエイエ!迷惑をかけたのは私よ!
私の管理下でこんな事になって……本当に申しわけなかったわあ!
お金は、私が出すから!スポンサーとはいえ、智也さんに悪いわ!」
「いえ、いいんですよ。何の問題もありません」
志村と智也が話している間、美名は綾波をじっと見つめていたが、綾波は目を合わせてこない。
一晩じゅう絞られていたのだろうか。
いつもは見せない疲れた色が瞳に浮かんでいた。
三広が「Dream adventure」のスポンサーの岸智也に連絡すると、綾波の保釈金を払って他にも色々と手を回してくれたらしい。
美名と志村が迎えに行った時、岸智也は綾波と一緒に居た。
丁度、署長と話をしているところだった。
智也は美名を見ると、少し神経質そうな眉を僅かに上げたが、直ぐ様紳士な笑みを浮かべて挨拶してきた。
とてもハンサムな彼に、美名は緊張してしまう。
「初めまして。岸コーポレーション社長の岸智也です。今回は大変でしたね……志村さんにもご迷惑をかけまして」
「イエイエ!迷惑をかけたのは私よ!
私の管理下でこんな事になって……本当に申しわけなかったわあ!
お金は、私が出すから!スポンサーとはいえ、智也さんに悪いわ!」
「いえ、いいんですよ。何の問題もありません」
志村と智也が話している間、美名は綾波をじっと見つめていたが、綾波は目を合わせてこない。
一晩じゅう絞られていたのだろうか。
いつもは見せない疲れた色が瞳に浮かんでいた。