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eyes to me~ 私を見て
第28章 獣の求愛
「綾……波……さんっ」
「美名……」

 少し汗の混ざった綾波のいつもの香りに包まれて、美名はようやく安堵する。

「良かった……もう……会えないかもって……」
「大袈裟だぞ」

 低く笑われ、コツンと頭を叩かれる。
 目の前に優しい彼の顔があって、美名の瞳からまた涙が溢れた。

「綾波さん……っ」

 首にしがみついてオイオイ泣く美名を、綾波はずっと抱き締めていた。
 それから、智也とは署の前で別れた。
 車に乗り込む時に美名をチラリと見て、何か言いたげな顔をしたが、ニッコリ笑って行ってしまった。

「智也さ――ん!
 是非とも今度一緒に飲みましょうね~!」

 志村は走り去る車に向かって投げキッスをした。


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