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eyes to me~ 私を見て
第28章 獣の求愛
「うっ……でもっ……」
「気にするな、てのも無理かも知れないけどねえ。翔大君も派手にやられた割には怪我も軽い打撲で一週間で治るそうよ?
それに腕とか手は無傷だからギターも問題なく弾けるわよ」
「ほ、本当です……か?」
「ハッハハ!
しかしお嬢さんも罪作りだねえ!
あのお兄さんも本当に君に惚れてるみたいじゃないか……
まあしかし、こればっかりはなあ」
「……署長さん」
署長の言葉に美名が青ざめると、智也が静かに言葉を挟む。
志村は美名をぎゅうと抱きしめ、署長をキッと睨んだ。
「んもう――!それは禁句!」
「ははははは!すまんすまん!」
「し、志村さん……ぐるじ」
「あらあらごめんね?
てか、綾波君!あなたの役目でしょ!ほらっ」
志村は美名を綾波の方に軽く突き飛ばした。
「きゃあっ」
綾波の虚ろだった目は途端に輝きを取り戻し、その腕が美名を強く抱きしめた。
「気にするな、てのも無理かも知れないけどねえ。翔大君も派手にやられた割には怪我も軽い打撲で一週間で治るそうよ?
それに腕とか手は無傷だからギターも問題なく弾けるわよ」
「ほ、本当です……か?」
「ハッハハ!
しかしお嬢さんも罪作りだねえ!
あのお兄さんも本当に君に惚れてるみたいじゃないか……
まあしかし、こればっかりはなあ」
「……署長さん」
署長の言葉に美名が青ざめると、智也が静かに言葉を挟む。
志村は美名をぎゅうと抱きしめ、署長をキッと睨んだ。
「んもう――!それは禁句!」
「ははははは!すまんすまん!」
「し、志村さん……ぐるじ」
「あらあらごめんね?
てか、綾波君!あなたの役目でしょ!ほらっ」
志村は美名を綾波の方に軽く突き飛ばした。
「きゃあっ」
綾波の虚ろだった目は途端に輝きを取り戻し、その腕が美名を強く抱きしめた。