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eyes to me~ 私を見て
第34章 蕀(いばら)を踏みしめる歌姫
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「はい!ラーリーラーリラリラリラ」
「ラーリーラリラリラ」
美名は、志村のボイトレのレッスンを受けていた。
真理と由清はスタジオで練習をしている。
綾波が後ろで見守っているのだが、その視線が苦しくて仕方がない。
志村はピアノを弾くのを止めると、蓋を閉じた。
「……今日はもう止めましょう」
「え……」
「これ以上やっても、良くならないわ」
「志村さん……待ってください……もう少し、頑張らせて下さい」
志村はニッコリ笑うと、美名の肩を優しく叩く。
「美名ちゃん、心の声を聞きなさい?今、あなたに必要なのは、何かしら?」
「……」
「無理に歌っても調子が出ない時はあるわよ……
今日はゆっくりなさい?」
座っていた綾波が立ち上がる。
「志村さん……貴重なお時間を……申し訳ありません」
「いいのよう~私もちょっとリフレッシュしてくるわね?
行きつけのサロンのイケメン君にシャンプーとブローをして貰って来るわっ……美名ちゃん、またね」
「ありがとうございました……」
美名は頭を下げた。
「はい!ラーリーラーリラリラリラ」
「ラーリーラリラリラ」
美名は、志村のボイトレのレッスンを受けていた。
真理と由清はスタジオで練習をしている。
綾波が後ろで見守っているのだが、その視線が苦しくて仕方がない。
志村はピアノを弾くのを止めると、蓋を閉じた。
「……今日はもう止めましょう」
「え……」
「これ以上やっても、良くならないわ」
「志村さん……待ってください……もう少し、頑張らせて下さい」
志村はニッコリ笑うと、美名の肩を優しく叩く。
「美名ちゃん、心の声を聞きなさい?今、あなたに必要なのは、何かしら?」
「……」
「無理に歌っても調子が出ない時はあるわよ……
今日はゆっくりなさい?」
座っていた綾波が立ち上がる。
「志村さん……貴重なお時間を……申し訳ありません」
「いいのよう~私もちょっとリフレッシュしてくるわね?
行きつけのサロンのイケメン君にシャンプーとブローをして貰って来るわっ……美名ちゃん、またね」
「ありがとうございました……」
美名は頭を下げた。