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eyes to me~ 私を見て
第35章 ガラクタと歌姫と
「……何……?」
美名が震える声で聞くと、綾波は言葉を呑み込み、顎を掴み顔を寄せて来た。
美名はベチンとその顔を叩く。
「……っ強烈な一撃だな」
綾波が鼻を押さえて笑った。
「誤魔化さないで!
何を言いたいの?
私に何を言いたいのよ!」
綾波は、真顔になると美名の腕を一纏めに括り、ブラウスのボタンを外していく。
「ちょ……っ」
必死に足をばたつかせて抵抗するが、あっという間にブラウスが脱がされてスカートのホックも外され足首まで降ろされた。
「止めて……止めて!」
(抱かれたら、また夢中になってしまう。
そして、また捨てられて……
そんなのはもう嫌……!)
「止めない……と言ったら?」
綾波はズボンのベルトを外していく。
「何故?何故こんな事をするの?」
大きなベッドの上で綾波から逃げ惑うが、すぐに掴まえられて抱きすくめられた。