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eyes to me~ 私を見て
第36章 silent wolfが牙を剥く

「そうねっ!
……”綾波君と美名ちゃんのヨリが戻って良かったねパーティ"は延期だわ!
今日は皆で曲作りよ~!……そうと決まれば、おつまみを調達してくるわねっ!
あとみんなの夜食――!」
「志村さん……夜食はともかく、おつまみですか」
綾波が呆れるが、志村はニカッと笑う。
「私はね、ワインの香りで創作意欲がMAXになるのよ~!おほほ!
どうせなら楽しくワイワイ作りましょっ!
その方が素晴らしい曲が産まれるわよ~!
じゃ、サーっと行ってくるわね」
志村は、バッグを掴むとアタフタと出ていった。
「綾ちゃん、美名ちゃん……ヨリが戻ったって……」
三広が大きな目を潤ませている。
綾波が美名を抱き寄せるとニヤリと笑った。
「まあな……昨夜は一晩色々と……忙しかったな?美名……」
「も……もうっ!」
美名が真っ赤になる。
三広は、ぱあっと輝く笑顔になった。
「よ、良かった……
真理君には悪いけど……本当に良かったよ――!」
三広はワッと泣き出した。

