この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
eyes to me~ 私を見て
第36章 silent wolfが牙を剥く




 ぐったりとした聖恵を見て、ハッとして頬を軽く叩くと瞼がピクリと動き、柔らかに笑いかけて来た。                      翔大はホッとする。

「良かった……激しくし過ぎたから……どうにかなったかと思ったよ」

 聖恵は栗色のボブの髪をサラリと揺らし、彼の胸にしがみついた。

「どうにかなってもいいもん……」

 真っ直ぐに向けられる気持ちに戸惑いながら、先程まで欲情の対象でしかなかった身体を抱き留める。

「聖恵……俺は……」
「分かってる……翔大さんが愛してるのは私じゃない……」

 小さな手がギュッと背中に爪を立てる。
 聖恵は、翔大がやり場の無い恋情にもがいているのを知って、自ら身体を差し出したのだ。
 聖恵を抱く時の翔大は容赦ない獣だが、終わった後はとても優しい。
 それは多分罪悪感や同情から来ていて、恋情ではないのだろう。
 だが、聖恵はそれでも幸せだった。
/1955ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ