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eyes to me~ 私を見て
第37章 ミッション・イン・ポッシブル




「それにしても不思議だよな~何で情報が漏れたんだ?」
「だよね~」

 車内の後部席で亮介と三広が首を傾げた。
 空はもう白み初めて、街中には、ちらほら早朝出勤する人や仕事帰りの様なバーテンダー風の男性や、新聞配達のスクーターが走っている。

「ひゃほーい!ワンちゃんを四頭引き連れて歩いてるお姉さんがいるよ~!
 お姉さ――ん!オハヨ――!」

 亮介は車内から手を振った。

「亮介――っこんな時にナンパ?」
「ちがわい!いわゆる一つの徹夜テンションだよ!それに良い仕事した後の達成感がさ~」
「おい、お前ら、昼からリハで夜にはライヴだろ……無駄にエネルギーを使うな。移動中に寝ておけよ」

 綾波が静かに言う。

「は――い」

 二人は元気に返事をした。

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