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eyes to me~ 私を見て
第37章 ミッション・イン・ポッシブル
深く奥まで突き刺した瞬間、熱くたぎる欲望を獣が吐き出した。
身体を震わせながら抱き合い口付け合うと、綾波は美名を抱き上げて浴室へ入る。
シャワーを捻り湯を浴びながら、また二人は交わり合った。
どのくらいそうしていただろうか。
湯船の中で繋がったまま、絶頂を迎えると同時に美名は綾波の腕の中に崩れ落ちた。
長く熱い浴室に居て、のぼせた様に頬も身体もほんのりと桜色になっている。
「綺麗だ………」
綾波は、濡れた髪を大事そうに手で鋤くが、美名がぐったりして反応しないのにハッとする。
直ぐバスルームから出てタオルで身体を包み、ベッドに横たえて大切に優しく拭いて行く。
(まずい……また夢中になりすぎた……)
綾波は苦笑する。
(俺は……どうしようも無い猛った獣だな……)