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eyes to me~ 私を見て
第37章 ミッション・イン・ポッシブル



 美名は、子供のように目を輝かせ声を弾ませている。

「歌詞……書けたの!」
「……何?」
「なんかね……剛さんと抱き合って眠ってたら……降りてきた感じ!」
「そうか……良かったな」

 綾波は、美名を抱き上げてリビングに行きソファに座らせた。
 美名にミルクティーとケーキを出してやらなければ。
 恥ずかしがるかも知れないが、食べさせてやろう。

「剛さん……他にも曲が出来そうなの!早くしなきゃ……」
「いいから。今は大人しく座ってろ……エネルギー補給しないと倒れる」

 美名は素直に頷き、綾波がキッチンで紅茶を注ぐのをニコニコして見ていた。

「剛さん……私……今、何でも出来そうな気がする」
「ほう?」
「不可能な事でも……だって……」

 そこまで言うと、赤くなり俯いて口の中でゴニョゴニョしている。
 美名がその時こう言ったのを、綾波は分かっていた。





 ”愛の力があるから、私は無敵なの”




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