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eyes to me~ 私を見て
第37章 ミッション・イン・ポッシブル

それに、志村が言った様に大室も馬鹿ではない。
自分が咎められない、すり抜ける方法をいく通りも用意してあるのだろう。
用心は必要だが、完全にシャットアウトは出来ない……
綾波は、パソコンの画面を見ながら、いつの間にか眠ってしまった。
目覚めた時、外はもう暗くなっていた。
伸びをして寝室を覗くと、美名は起きてベッドの上で一心不乱に何かを書いていた。
鬼気迫る様に、声を掛けれずに見つめていたら、美名は突然立ち上がりベッドの上を跳び跳ねた。
「出来た――!」
嬉しそうに跳び跳ねる様子を唖然と見ていたら、美名が気付いて走り寄り抱き付いてきた。

