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eyes to me~ 私を見て
第39章 騎士の仕掛けた罠
(……まさか……また綾波と……戻ったという事か?)
一つの可能性に思い当たり、胸の奥底から黒い嫉妬が湧いて来る。
「い……痛い」
いつの間にか聖恵の細腕を強く掴んでいた翔大はハッと我に返り、聖恵の頬にキスした。
「ごめん……大丈夫?」
「はい……」
翔大はある考えが浮かび、目を光らせる。
「明日は……聖恵単独で"girl's mate"の取材だろ?」
「はい……プリキーの美名さんも一緒です」
翔大はとびきり優しく甘い笑顔で囁いた。
「聖恵……君にやってもらいたい事がある」