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第39章 騎士の仕掛けた罠

｢……はっ……はっ｣

　ようやく唇を解放された聖恵はホッとした様に呼吸をする。すると翔大に顎を掴まれて鋭い目を向けられた。
　聖恵は表情を凍らせる。

｢し……翔大さん？｣

　突然、性急な手つきでショートパンツを脱がされて小さなショーツだけの腹部が露にされ、聖恵は悲鳴を上げた。
　脚を掴まれて左右に広げられ、翔大の指が蕾を探し宛てて愛撫を始める。

｢ああっ｣
｢聖恵は……何を俺に求めているのかな……？ん？｣
｢……あっ……ああ｣

　翔大の長い指は巧みに一番弱い場所を爪弾いたり押し潰したりして聖恵を叫ばせる。