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eyes to me~ 私を見て
第7章 恋い焦がれる獣
 綾波の言葉に美名はコロコロ笑った。

「あはは……本当だね……じゃあ、『綾っぺ』は?何だか親しみがあって良くない?」

 尚も笑い続ける美名に呆気に取られていたが、心の底から焦れた思いが沸き上がる。

 ――美名……
 俺の名前を呼べ……
 はぐらかすな……
 
「仏頂面だから、呼び方を可愛くしたらギャップが面白いかも……んっ」
 
 良く回るお喋りな愛らしい唇を指で摘まむと、美名の頬はみるみる間に紅く染まる。

 そうか。
 やはり、照れていたのか。

「美名……俺を何て呼ぼうか?」
「んんっ……」

 唇から指を離して、首筋を撫でると、ワンピースから覗く胸元まで赤みが差した。

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