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eyes to me~ 私を見て
第7章 恋い焦がれる獣
「で、でもね?」

 身体を起こして頭を掻き、乱れたシャツを直す綾波の背中に、美名は必死な感じの声で話しかけてくる。

「でも何だ」
「一週間に一度位なら、呼べるかも!」
「週一かよ……」
「頑張るから……」

 不意に背中に抱きつかれて、柔らかい胸の感触がまた欲望を呼び覚ました。
 振り返り、美名の顎を掴む。

「じゃあ、早速今から頑張って貰おうか」
「えっ――?」

 目を丸くして紅くなるその頬に口づけて、うなじにも唇を落とすと美名はビクンと震えてしがみついてくる。

「今度こそ……邪魔が入らないだろうな……」
「んんっ……」

 唇を奪おうとした時、覚えのある声がガヤガヤと玄関から足音と共に聞こえてきた。

 ドタドタと賑やかに小走りする足音。
 多分リビングに行ったのだろう。
 そしてまた足音が寝室に近づいてくる。
 案の上、バーンとドアが開けられた。
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