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eyes to me~ 私を見て
第42章 愛欲の塔で



「さあ……そこにいろよ?今から行くから……」
「つ……剛さ……」

 その時、窓が開き、翔大が顔を出した。

「――!」

 美名が振り返ると、彼はベランダへ一歩踏み出してくる。

「……綾波が来てるのかい?」
「……っ」

 美名は手すりギリギリに後ずさった。

「翔大――!美名を返すんだ!」

 下から綾波が怒鳴る。
 真理達も車から降りて駆け寄って来た。

「こっちへおいで……美名は……俺の物になるんだろ?」

 翔大は薄く笑って手を差し出したが、美名は首を振って逃れる。

「美名!」

 綾波が叫び、美名が下を見ると、翔大は彼女の腕を掴み引き寄せようとする。

「や……離してっ」
「美名っ……逃がさない」
「嫌っ……!」

 手すりに背を向けて、手足をばたつかせて拒否した時、大きくバランスを崩した美名は視界が揺れると同時に、身体がフワリと宙を浮く感覚を味わった。


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