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eyes to me~ 私を見て
第43章 罪×罰
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冷たく硬い長椅子に腰かけて、美名は時折
"手術中"の赤い照明に視線をさ迷わせる。
彼女は、顔を両手で覆って俯いて震えていた。
真理は熊の様にウロウロと歩き回り、由清は視線を床に落として黙っている。
堺と三広は電話をしに外に出ていた。
「私……私のせいで……っ」
しゃくりあげる美名を真理が抱きしめて頭をそっと叩く。
「お前は悪くない……」
「ううん……私が……私が悪いのっ!」
美名は涙目で真理を見上げて首を振った。
「美名……」
「が……合宿の時だって……私がしっかりしていれば……あんな事に……あ……あああっ」
爆発した様に泣き出した美名を、真理は強く抱きしめた。
冷たく硬い長椅子に腰かけて、美名は時折
"手術中"の赤い照明に視線をさ迷わせる。
彼女は、顔を両手で覆って俯いて震えていた。
真理は熊の様にウロウロと歩き回り、由清は視線を床に落として黙っている。
堺と三広は電話をしに外に出ていた。
「私……私のせいで……っ」
しゃくりあげる美名を真理が抱きしめて頭をそっと叩く。
「お前は悪くない……」
「ううん……私が……私が悪いのっ!」
美名は涙目で真理を見上げて首を振った。
「美名……」
「が……合宿の時だって……私がしっかりしていれば……あんな事に……あ……あああっ」
爆発した様に泣き出した美名を、真理は強く抱きしめた。