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eyes to me~ 私を見て
第43章 罪×罰
「……ここにも……ここにも」
美名は、ネグリジェを脱いだ自分の身体を鏡に映した。
見るのが怖かったが、そうせずにはいられない。
白い柔肌に薄桃色の痣が無数にある。
腕に付いているのは、翔大に押さえ付けられた指の痕。
太股や足首にも付いていて、先程の凌辱を思い出してしまう。
「……ああ……私の……バカっ」
もっと警戒していれば。
翔大に声をかけられたら、すぐに呼べ、と剛さんや真理くんにも言われていたのに――
剛さんは、何があっても関係ない、と言ってくれた……
だけど……その剛さんは怪我をして……
私のせいで……
美名は、震える指で下着を掴み、一つ一つ身に付けていった。