この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
eyes to me~ 私を見て
第44章 デビュー前夜




(――これ以上は……ダメだ……)

 崩れ落ちそうな理性を必死に保ちながら、真理は深呼吸して気を逃そうとする。だが、腕の中で無防備に横たわる美名の姿を目にすると、全ての事情や状況など放り出して、この手で奪いたくなってしまう。

「美名……俺……最低だよな」

 その長い髪を一筋指に取りそっと口付けた時、美名の瞳がさ迷い一周し、ようやく焦点が合う。
 その目に真理の姿を認めると、一瞬驚きの表情を浮かべ、柔らかく笑った。

「真理君……今……何時?」

 その無邪気な様子に、真理は一瞬でもかつての恋人に欲情した己の邪を恥じながら、時計を見た。

「……もうすぐで11時だな」



/1955ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ