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eyes to me~ 私を見て
第45章 波乱のミュージックスタイル



 病棟の廊下を何度も右に曲がったり左に曲がったりして、二人は綾波が居る病室に辿り着いた。
 ペコが溜め息をついた。

「あ――迷うかと思ったわ~!
 複雑すぎるでしょ~この病院の経路!
 ……堺ちゃんがもしここに入院したらお見舞いに来るの面倒だわあ~」
「え……僕……そんな予定ありませんけど」
「コロコロって転んで骨折するかも知れないじゃない!転ぶのが得意技でしょ?ホホホ」
「……」

 ペコは扉をノックする。

「はい……祐ちゃん?」

 中から高い声がした。

「お邪魔いたします……」

 ペコと堺が扉を開けて頭を下げると、ベッドの側で編み物をする優しげな女性が首を傾げて二人を見る。

「こんにちは……剛さんの……お友達?かしら?ありがとうね……来てくださって」

 柔らかい笑顔のその女性は、綾波の母なのだろう、とペコは思ったが、母親にしては随分若い、とも思う。


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