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先生の彼女
第4章 理性
さゆちゃんは体のバランスを崩してその場に崩れ込む
目は虚ろげで頬を火照らせながらぼーっと何処かを見ている
いきなり色々やりすぎたかな…
「ごめんね、無理させて」
頭を撫でる
彼女も初めてのことばかりで疲れているようだし、
教室でこれ以上のことをするのは危ないと思った
ほんとはもっと色々したいけど…嫌われたくないしな
「今日はもう帰ろっか」
「え…?」
さゆちゃんは驚きと不安の入り交じったような表情で声を詰まらせている
「可愛いの見れたし、いいんだよ」
床にしゃがみこんでいる彼女に手を差し出す
まだ力が入らないのか、俺の手を取り慎重そうに立ち上がる
「車で送るね、職員室に荷物取りに行ってくるから、ちょっと待ってて」
職員室に自分の荷物と車の鍵が入っていることを確認し、さゆちゃんのいる教室へ戻った
さゆちゃんも荷物を整えて、乱れていた制服もすっかりいつも通りに戻っている
「じゃあ行こっか」