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第18章 目覚めの時

初めの一品は
黒いロングスカート
ウエストがゴムになっているフリーサイズ
柔らかく、伸縮性が少しある生地で
後から気が付いたのだが３段になってる
ティアードスカートだった
(名称も今調べて初めて知った…)
各段とも少し波があるくらいで
少しずつ拡がっていくシンプルな形

帰ると早速そのスカートに脚を通した

シュルシュルという衣擦れと共に
脚、太もも、尻をサラサラスベスベと
ランダムに撫でる裏地が気持ち良く
穿き上げた後も
触れるところ触れないところが混在し
またギリギリ触れないところが
ジーンと静電気のようなシビレ感を醸し出した
脚を包まれているにも係わらず
左右の膝や太ももが触れ合うという
ズボンでは考えられない感覚と
足下から流れ込む外の空気が
ブラブラと定まらない股間をより一層
頼りなく感じさせ
スカートの中は不思議な感覚に満たされた

動くと裏地が下半身を撫でるうえに
表地が揺れて裏地越しに触れる
タイミングと強さが予測し難くて
触られている感じがするし
始めはヒンヤリしていたスカート内が
体温で温かくムッとしてくると
裾から上がってくる外気も
汗ばんだ脚や尻を撫でる

体勢が自由で
着衣と裸の曖昧な空間を求めただけの僕に
衝撃的な感覚が走った
これは想像以上に気持ちイイ！