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一つの屋根の下
第1章 0→
私はお母さんの連れ子だった。
私がまだ幼いころに離婚をし、8歳の誕生日の時、お母さんと今のお父さんは結婚した。
お父さんにも連れ子がいて、私より5つ年上の兄。
その兄は中学から寮に入ったとのことで大学に入るまで会ったことがなかった。
大学生の兄はカッコ良くて優しくてすぐに打ち解けた。
兄は駅二つ先のマンションを借りて1人暮らしを始めていたので会ったのはその一回。お母さんもお父さんも少し寂しそうだった。
でも私の家はとても円満な家庭と築いていた。