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一つの屋根の下
第2章 1→

「永は毒舌なの」
そういいながら百合乃は苦笑いを浮かべる。
「永、黙りなさい?」
沙々姫がティッシュで殴る。
葛さんもデコピンをして酒を飲ましていた。
年下だからか、扱いが………
百合乃に問いかけてみる。

「あぁ、沙々の弟だからよ」
………似てない。
まぁ、そこはなんらかの事情があるのだろう。
ここに集まる人は訳ありが多い。
私もその訳ありに仲間入りか…。

---
「ほら、学校行くよ」
沙々姫さんが声をかける。
沙々姫さんは高3、葛さんは社会人、あとは同い年と中学生。
そういえば、永は1人中学生なのに飲んでやがった。

ダメだろ……(汗
「何見とれてんの?」
永の方を見ていたらほざきだした。
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