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一つの屋根の下
第2章 1→
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明日から学校が始まる。
お母さんとお父さんが亡くなって、叔母さんの家に住むか聞かれたが、私はこの思い出一杯の家に残ることにした。学校からも近いし…。
朝ご飯をゆっくり食べていたら、インターホンが鳴った。
「誰だろう…」
玄関までぱたぱたと行く。
鍵を開け、チェーンはしたままにして、戸を開くと叔母さんが居た。
「うふふ、命ちゃんが心配できちゃった」
チェーンを外し、戸を全開にする。
そこには、叔母さんと知らない人が立っていた。