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深海のパンツァー
第7章 5*
***戦後***
ゲイツはレオンハルト家に訪れた。
ひとりではなく、リヴァイアサンの機関長であったシグー=ヴェサリウスもいる。
シグーは軍人ではなく、レオンハルトの高専時代の先輩である。
皮肉にもローウェル重工のライバル会社の御曹司であるが、リヴァイアサンの計画、リヴァイアサンの機関長としてレオンハルトは彼を推薦し、彼は快く応じた。
シグーは特務大尉としてリヴァイアサンに搭乗する。
「ゲイツ……君の行動は軽率だ。敵対する天津帝国に行くとは正気の沙汰ではない。それだけではない、あの国は妖魔が蔓延る魑魅魍魎の国家と聞くぞ」
シグーは義足で仁王立ちするゲイツに言う。
だが、ゲイツの表情はリヴァイアサン時代よりも戦うオーラで満ちていた。
「死んだって構いません。もし私が死んだらレオンハルトの弁護は信頼できる者にまかせています」
当時、少佐と特務大尉の関係であった二人だが、シグーは軍人ではない。
ゲイツは自身の先輩として彼に接した。
「君の行動が……敵との約束の証拠となるわけか?決まったも同然の死刑を覆すには至らないな。
もし、連邦がリヴァイアサン級2番艦の計画をするということであれば、私が顧問となりレオンハルトを釈放するよう司法取引をしてもいい」
ゲイツはレオンハルト家に訪れた。
ひとりではなく、リヴァイアサンの機関長であったシグー=ヴェサリウスもいる。
シグーは軍人ではなく、レオンハルトの高専時代の先輩である。
皮肉にもローウェル重工のライバル会社の御曹司であるが、リヴァイアサンの計画、リヴァイアサンの機関長としてレオンハルトは彼を推薦し、彼は快く応じた。
シグーは特務大尉としてリヴァイアサンに搭乗する。
「ゲイツ……君の行動は軽率だ。敵対する天津帝国に行くとは正気の沙汰ではない。それだけではない、あの国は妖魔が蔓延る魑魅魍魎の国家と聞くぞ」
シグーは義足で仁王立ちするゲイツに言う。
だが、ゲイツの表情はリヴァイアサン時代よりも戦うオーラで満ちていた。
「死んだって構いません。もし私が死んだらレオンハルトの弁護は信頼できる者にまかせています」
当時、少佐と特務大尉の関係であった二人だが、シグーは軍人ではない。
ゲイツは自身の先輩として彼に接した。
「君の行動が……敵との約束の証拠となるわけか?決まったも同然の死刑を覆すには至らないな。
もし、連邦がリヴァイアサン級2番艦の計画をするということであれば、私が顧問となりレオンハルトを釈放するよう司法取引をしてもいい」