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深海のパンツァー
第11章 9-ジャスティス改の咆哮
ジャスティス改の乗員は全て修羅場をくぐった水兵で統制される。
それは妖魔であっても同じだ。

人間とは違ういでたちの妖魔も天津海軍の軍服を自身の身体に新調したものを支給されていた。
イヴァリスでは妖魔・モンスターと人間が共存するなど考えもしないことではあるが、追求すればワイバーンもモンスターである。

甲板には翼を広げる姑獲鳥の乙女が多い。
といっても姑獲鳥は女性しか存在しない妖魔。

妖魔は人間と違って生きる為に戦闘をすることを前提に大地母神イザナミに創られている。
彼女たちは一見すると10代半ばの少女にしか見えないが実年齢は40歳に近い者もいる。

「今回の敵は海中に潜むと思われる」

紫苑誠海軍大佐が皆に告げる。
海軍大佐であるが、彼の服装はイヴァリス製の貴族服に剣と盾という場に合わない格好である。

「海の中に大筒をもったぁ―-クジラでもいるっての?」

姑獲鳥のひとりが紫苑に問う。
彼女の名は『紅葉』という若い妖魔。

後に神官マリアは本国に戻ると彼女の本を書いた。
その題名は『セイレーンの涙』

紫苑誠は妖魔から一番嫌われている人間と言っても過言でない。
そして、妖魔との共存を決定したのも彼ではあるのだが―-



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