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深海のパンツァー
第11章 9-ジャスティス改の咆哮
大佐であるが、皇帝。
それでも姑獲鳥を責める人間も士官もいない。

それが天津の世界だ。

「その通りだ……敵は海の中にいる戦車。『深海のパンツァー』と呼ぶこととする」

「深海の……パンツァー……?」

首を傾げる彼女に隣の妖魔が「パンツァーって大和で言う大筒車のこと」と小さく囁いた。

大和とはかつて存在した妖魔の国だ。
今の艦隊司令部は大和から奪った土地でもある。

「ベクトルとワイバーン、君たち姑獲鳥は主に偵察の任務に着いてもらう。深海のパンツァーを発見することがこの戦いの勝敗を決する」

「見つけたら?」

「行動は複数で行う。帰艦し私に報告する者……初動対処する者で別れて適切な戦闘を行ってもらう」

この紫苑の言葉が後にレオンハルトの判断を鈍らせる結果となる。



「あたしのお母さん……紅蓮様の反乱の時に腹に爆弾抱えてジャスティスに突っ込んだんだよね。あたしらにも同じことをしろっての?
正義に乗艦した友達は落ちた人間の救助するぐらいしか仕事ないって言ってたんだけど」

「深海のパンツァーを破壊するのを最優先とする。君たちが救助に回ることはないかもしれんな。ここは戦闘艦・正義のようなグレードの低い戦闘は想定していない」

こうしてジャスティス甲板では作戦会議が毎日のように何度も行われた。


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