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深海のパンツァー
第16章 14-判決
レオンハルトは思わず立ち上がりそうになった。
その顔を見忘れるわけもない。
「…………証人は……証人席へ……」
審問官が促した。
証人は頷くと歩み出た。
そして無言のままゲイツも立ち上がって証人席に近づく。
嘘偽りがないことを宣誓をする。
ザウート大佐は立ち上がったまま動けなくなった。
ゲイツが尋ねる。
「お名前は?」
「紫苑誠です」
証人として現れたのは敵国の皇帝。
「異議あり!!」
ザウート大佐が叫ぶ。
「まだ何も質問していない!」
ゲイツがザウートを睨んだ。
「て……敵に発言権はない!衛兵を呼べ!!」
「審問長!」
ゲイツが審問長に叫ぶ。
「……い……異議を却下する……弁護側は質問を行ってください」
レオンハルトは驚いた。審問長の仕事は自身の死刑判決を口にすることだ。
それを吐き出さなければ―-
「リヴァイアサンとジャスティス級の戦いを覚えていますか?」
「……忘れるものか」
「は、『はい』か『いいえ』で答えろ!!」
ザウート大佐が叫ぶ。
紫苑はザウート大佐を睨んだ。
その目はうっとうしい蝿、蚊でも見るかのような睥睨。
その顔を見忘れるわけもない。
「…………証人は……証人席へ……」
審問官が促した。
証人は頷くと歩み出た。
そして無言のままゲイツも立ち上がって証人席に近づく。
嘘偽りがないことを宣誓をする。
ザウート大佐は立ち上がったまま動けなくなった。
ゲイツが尋ねる。
「お名前は?」
「紫苑誠です」
証人として現れたのは敵国の皇帝。
「異議あり!!」
ザウート大佐が叫ぶ。
「まだ何も質問していない!」
ゲイツがザウートを睨んだ。
「て……敵に発言権はない!衛兵を呼べ!!」
「審問長!」
ゲイツが審問長に叫ぶ。
「……い……異議を却下する……弁護側は質問を行ってください」
レオンハルトは驚いた。審問長の仕事は自身の死刑判決を口にすることだ。
それを吐き出さなければ―-
「リヴァイアサンとジャスティス級の戦いを覚えていますか?」
「……忘れるものか」
「は、『はい』か『いいえ』で答えろ!!」
ザウート大佐が叫ぶ。
紫苑はザウート大佐を睨んだ。
その目はうっとうしい蝿、蚊でも見るかのような睥睨。