この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
深海のパンツァー
第16章 14-判決
レオンハルトは思わず立ち上がりそうになった。
その顔を見忘れるわけもない。

「…………証人は……証人席へ……」

審問官が促した。
証人は頷くと歩み出た。

そして無言のままゲイツも立ち上がって証人席に近づく。

嘘偽りがないことを宣誓をする。

ザウート大佐は立ち上がったまま動けなくなった。

ゲイツが尋ねる。

「お名前は?」

「紫苑誠です」

証人として現れたのは敵国の皇帝。

「異議あり!!」

ザウート大佐が叫ぶ。

「まだ何も質問していない!」

ゲイツがザウートを睨んだ。

「て……敵に発言権はない!衛兵を呼べ!!」

「審問長!」

ゲイツが審問長に叫ぶ。


「……い……異議を却下する……弁護側は質問を行ってください」

レオンハルトは驚いた。審問長の仕事は自身の死刑判決を口にすることだ。
それを吐き出さなければ―-

「リヴァイアサンとジャスティス級の戦いを覚えていますか?」

「……忘れるものか」

「は、『はい』か『いいえ』で答えろ!!」

ザウート大佐が叫ぶ。

紫苑はザウート大佐を睨んだ。
その目はうっとうしい蝿、蚊でも見るかのような睥睨。


/72ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ