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深海のパンツァー
第16章 14-判決
「あなたは敵艦であるリヴァイアサンを攻撃しなかった……何故です?」

ゲイツは進行する。

「敵は投降を示していました。その時点で敵ではありません」

「あなたはジャスティス級の艦長です。浮上したリヴァイアサンを艦砲射撃で命中させる確率は?」

「……くだらない質問だ。100%に決まっているだろう」

「臆測でほざくなクソガキが!——異議あり!審問長!」

ザウート大佐は証人席に歩きながら審問長へ叫んだ。

「ジャスティスに乗艦した経験のない貴公が何故、憶測と言い切る?」

紫苑がザウートに問う。
その眼差しに怯むもザウートは続けた。

「お、お前らがバイ菌だからだ!」

「本当にそう思っているのか?」

「なぁにぃぃぃ!?」

「ロージア人以外の人間は本当にバイ菌だと、貴公個人は本当に思っているのか?」

「それは……そう政府が言うからだ!それに天津はモンスターと共存している!これは悪魔の―-」

「審問長!検察側は質問権を付与されてないのに証人に質問し、この件と関係ない話までしています!それにガイア主義を貶すかの如く悪魔の存在まで口にしています!」

ゲイツはザウートの前に立ちはだかる。



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