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星を探して…
第1章 空を見上げて
高い高い空の上に輝く星
気がつけば私は、手を伸ばしていた
それは決して手に入らない輝きと、まだ未知の暖かさを秘めていた
愛してる…
今ここで呟いても、貴方の耳には私の言の葉は届かない
そして貴方には、沢山の「ありがとう」を伝えたい
ただ、それだけだった……
「杏奈ぁ、いつまで起きてるつもり?いい加減眠たいんだけど?」
暗い部屋に煌々と光るテレビの明かり
ルームメイトの杏奈はいつもこんな調子
「杏奈ぁ…あたし、明日も朝早いんだけど」
マジでちゃんと聞いてる?
もういい加減にして欲しいわ
「ちょっと沙奈!!」
「何?もううるさい」
「ほら、昔よく見てた子供番組のアレ!何だっけなぁ…とにかく!今出てるこの俳優、あの時の歌のお兄さんだったみたい!すっかりオジサンじゃん」
笑い転げる杏奈
その画面に映し出されてる俳優
瀬野 大翔
テロップにはそのように表示されている
最初は何も気にしていなかった
気がつけば私は、手を伸ばしていた
それは決して手に入らない輝きと、まだ未知の暖かさを秘めていた
愛してる…
今ここで呟いても、貴方の耳には私の言の葉は届かない
そして貴方には、沢山の「ありがとう」を伝えたい
ただ、それだけだった……
「杏奈ぁ、いつまで起きてるつもり?いい加減眠たいんだけど?」
暗い部屋に煌々と光るテレビの明かり
ルームメイトの杏奈はいつもこんな調子
「杏奈ぁ…あたし、明日も朝早いんだけど」
マジでちゃんと聞いてる?
もういい加減にして欲しいわ
「ちょっと沙奈!!」
「何?もううるさい」
「ほら、昔よく見てた子供番組のアレ!何だっけなぁ…とにかく!今出てるこの俳優、あの時の歌のお兄さんだったみたい!すっかりオジサンじゃん」
笑い転げる杏奈
その画面に映し出されてる俳優
瀬野 大翔
テロップにはそのように表示されている
最初は何も気にしていなかった