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若頭…少女に恋をする。
第13章 デート 右京タジタジ。
表情豊かになったのはまぁ良いことなんだが。嫌な物にはしっかりと顔に出す心和に思わず苦笑してしまった。


俺達は車に乗り込んだ。


「携帯も手に入れたことだし、朝昼兼用だが飯でも食うか腹減ったろう?」



「はいお腹すきました。」


「何食う?リクエストとかないか」

「う~ん…何でもいいです」

リクエストがあれば目的地が決まるんだが…『何でもいい』となれば話は別だ。


「何でもいいが一番めんどくさいんだよな…本当にないのか?」


「ん…じゃ…クレープ食べたい。あそこのショッピングモールの中にあるクレープ屋さんが美味しいって友達に聞いたことがあって食べてみたいです」


「昼飯にクレープかいっ!!」


「甘いの苦手ですか?」


「嫌…嫌いじゃねぇが…今日初めて口にする物が甘いってぇのに気が引ける…。それは3時にのオヤツにして普通に飯食おう?取りあえず…ショッピングモールに行くぞっ」

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