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若頭…少女に恋をする。
第14章 崩れ落ちる心和の心。
「右京さん…もう欲しい物揃えちゃったんて会計お願い出来ますか?」
隣でカゴ持ちしていた俺にそう言った。
「もう良いのか?遠慮しなくて良いんだぞ?」
「フフッ…大丈夫です。欲しいのは全部カゴに入れましたから。」
「そうかなら良いんだ。じゃ会計済ませるか!ちょっと待ってな。」
俺はキョロキョロと辺りを見回し、数メートルで俺らを護衛してる千原が目に入る。
顎でこっちに来いと示すと千原は忠犬のように俺の元へと来て
「若、私にご用ですか?」
「あぁ、会計を済ませてマンションまで届けてくれ。支払いはこのカードで頼むな。」
買い物とカードを手渡して、俺と心和は雑貨屋を後にした。