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第14章 崩れ落ちる心和の心。

呼吸するのが辛くなるほど胸が痛む。


父と歩く女性はお腹が少しふっくらしてる、そう言えば右京さんが…新しい家庭と子供が産まれるから…だから私は邪魔で売ったって言ってたっけ…それを今私は……目の当たりにしちゃったんだ。


一歩一歩とこちらの方に進んでくる…。そこから逃げれば良いもの…足が動かす、逃げることもままならない。



あんな…幸せな顔をする父。ママが死んでから私は一度も見たことなかった笑顔だ。