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若頭…少女に恋をする。
第3章 父の行方
「…父を忘れる……どうやって……?長年ずっと一緒に暮らしてきた人を…どうやって忘れられると言うのっ!!」



「俺が忘れさせてやるよ!!」


そう言い心和を自分の胸に抱き寄せた



「何も考えられないぐらいお前の中を俺で一杯にしてやるから…」



「……ッ………ヒクッ………」



俺の胸の中で泣く心和はとても儚くて…強く抱いたら折れてしまうんじゃないかと心和を本気で守ってやりたいと思ったんだ。



心和の父親から見せられた写真…その写真の心和は笑っていた。



初めての出会いが出会いな為だけに直ぐに俺に振り向いては貰えないかもしれないが…


いつか…俺の隣で写真と同じように笑ってくれたら…。



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