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若頭…少女に恋をする。
第4章 慣れないセックス
「ハァ…取りあえず飯食うか?」
「あっ…はい」
2人で机に向かい食べ始めた。
焼きたてのクロワッサンを頬張ると仄かにバターの香りが鼻にかかり
思わず「美味しい」と呟いていた。
「俺に一口食わせろ」
「は…?」
「美味いんだろう?目の前でそう言われたら気になって食べたくなるだろう…。」
確かにそう言われたらそうかもしれない…。
私はパンが乗ったトレイを右京さんに差し出した。
すると右京さんはトレイを押しのけて、
「俺はお前の食ってるパンが食いたいんだよ、心和が食わしてくれ。」
「えっ……はい……。」
にっこりと微笑みながら言う右京さんの目はけして笑ってなどはいなかった。
私は仕方なく一口サイズにちぎり右京さんの口に放り込んだ。
モグモグと噛みしめている右京さん。
「やはり、ここのホテルのパンは美味いな……。」
―――……‥。
暫くして朝食を食べ終えた。
食べ終えた私直ぐには高級車に乗せられていた。
運転席には千原さんが座り。
後ろの座席には私と右京さんが座っていた。